MRIのSARについて記載します。
参考図書
秀潤社,決定版 MRI 完全解説 第2版
金原出版株式会社,MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート ※私が所有しているのは第1版ですが、最新は第2版です。
概要
SARは、specific absorption rateの略で、比吸収率と呼ばれます。
被写体が単位質量あたり、単位時間に吸収する電磁波のエネルギー(熱量)のことです。
MRIのRF照射によって体内に蓄積される熱量の指標として使われ、単位は[(J/s)/kg = W/kg]が用いられます。
SARの特徴
SARは被写体表面近くで高くなるという特徴があります。
被写体表面近くで電気伝導度が不均一な部位にhot spotと呼ばれる部位が発生する恐れがあります。なりやすい場所として次の様な例が挙げられます。
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